No.2 飯田 耕介

飯田 耕介

イイダ産業株式会社 代表取締役社長

強さの秘密は、少林寺拳法。
年商20億円を6倍以上にした敏腕経営のヒミツ!

 

 

 

 

 

プライベート編

東京大学少林寺拳法部出身、文武両道の経営者。

僕という人間の「軸」を作ってくれたのは武道です。学生時代に始めた少林寺拳法。 喧嘩が強くなりたいという理由で(笑)、東大少林寺拳法部に入部したんです。大学では3年半、とにかく打ち込みました。 武道はやはり、とても奥が深い。相手の力を吸収する術など、勉強になることばかりでした。 1年生の冬に学年の副将に選ばれて部内の人間関係でも揉まれたことで、組織運営のノウハウも学びました。 少林寺拳法が僕に与えてくれたものは大きいです。
現在も、週に2回は必ず道場に通っています。 今やっているのは、書道で言えば行書や草書の世界。技の考え方がより深いんです。力じゃないんですよ。 年齢を重ねてくると、パワーとスピードでは若い人には勝てない。 でも、力がなくても相手を倒せるような技や考え方が武道にはたくさんあるんです。 それは、仕事や人間関係などさまざまなことに応用できると思います。

自分を鍛える機会を生み出す時間術。

道場での鍛錬に加え、日曜日にはスポーツジムで汗を流します。 「仕事が忙しいのに、よくそんな時間が作れるね」と言われますが、仕事もプライベートも優先順位を明確にして行動していれば時間はいくらでも作れます。 会社でカリカリ仕事ばかりしているより、精神衛生上よっぽどいい。 体は鍛えられるし、考え方も深くなるし、自分に自信がつきますよね。 僕にとってオフタイムのトレーニングは必要不可欠なもの…というか、オフではないんです。 リラックスやリフレッシュが目的じゃなく、自分を強くし、新しい発想を生み出すために続けていることですから。 妻には「道楽だ」と言われますけど(笑)、何かを吸収しようといつも必死です。

飯田社長のサムズアップ:「逃げないスランプ脱出法」

飯田 耕介

考えると不安なことがある時は、何かに集中してスランプを脱出するのを待つしかない。 ジタバタしてもどうにもなりませんからね。今できることに集中すれば、不安も消えます。逃げないってことかな? そういう強さを持てたのも、少林寺拳法のおかげです。結局、少林寺の話になっちゃったな(笑)。

ビジネス編

大手自動車メーカーで叩き込まれた、仕事の基本。

イイダ産業は、自動車・建設・鉄道関連向けの衝撃吸収材、耐震材、防音材、制振材の企画・開発・製造を手がける会社。 B to B製品が主体ですが、耐震ジェルやオーディオ用の制振シート、靴用のジェルクッションなど生活関連用品も充実させています。 実際に当社の製品を使ってくださっている方もいらっしゃるかもしれません。
現在、社長として会社を引っ張っている僕のビジネスマン人生は、大学卒業後に入社したトヨタ自動車から始まりました。 在籍した6年半で、仕事の基礎を徹底的に叩き込まれましたよ。例えば、会議の議事録や技術報告書の作成。 重要なポイントを押さえ、A3用紙1枚に簡潔にまとめるんです。そうやって作られた書類は誰が見ても一目瞭然。 伝えるべきことを正確にスピーディに伝えられますよね。その大切さは、イイダ産業で組織を管理する立場になって痛感しました。

タイの生産拠点立ち上げを成功させる。

オリジナルのプラレール6段

※オリジナルのプラレール6段!

転機になったのは、トヨタを辞めてタイに行ったこと。1995年、父が社長をしていたイイダ産業に入社して半年後に、 タイの生産拠点立ち上げを任されたんです。会社にとっては初めての海外拠点。 仕事の進め方から経理まで、会社運営にまつわるあらゆることの仕組みづくりをゼロから行いました。 僕がシステムを作り実際の運営は現場のスタッフに任せていくわけですが、相手はタイ人だから意思の疎通が大変。 でも、スキームを作っているのは僕だから肝になるポイントはブレないし、それを共有できれば何とかなるんですよ。 システムづくりの大切さを実感しました。タイでの成功を突破口に、現在では米国、メキシコ、中国、インドと5ヵ国 6つの海外拠点を有します。売上も当時年商約20億円から現在は海外の子会社を含めてグループトータルで130億円以上、 大幅拡大にもつながりましたし、タイ進出は会社にとってのターニングポイントになりました。
向こうではプライベートも充実していました。子どもも生まれたし、家族でシンガポール、モルジブ、イタリアなどに旅行 に出かけたり、よく遊びました。子どものために作り始めたプラレールに夢中になって、 ベッドマットを埋め尽くすほど大きなものを作ったこともあります。S字のレールを自分で加工して。 そこはエンジニア出身ですから(笑)。

愚直で感性豊かに元気よく。

価値観を合わせ、ビジョンを同じくし、その実現に向け社員にいかに力を発揮してもらうか。 これが当社の経営方針です。モットーは「愚直で感性豊かに元気よく」。どんなに小さく当たり前のことも コツコツと積み上げる。なにごとにも感謝し、気づきや興味、問題意識を持つ。あるべき姿に向かって進む勇気と 続ける根気を持ち、全てに全力で取り組む。社員一人ひとりに、そんな人であって欲しいと思い、 価値観を共有するための社内教育にも力を入れています。モチベーションの保ち方や 仕事への取り組み方をチャート化したシートをもとに研修会を開き、ディスカッションや感想文で気づきを与えていくんです。 そうすると、会社全体の価値観がだんだん合ってくる。個々の仕事でも結果が出てきているようです。 社員の意識づくりについて、ここまでシステマチックに取り組んでいる会社は珍しいと言われます。
これからめざすのは「何か面白いことをやってくれそうだ」と期待を持ってもらえるような会社であり続けること。 そのために、企画力や提案力をますます発揮して、新製品の開発に力を入れていきたいと思っています。

会社概要編

会社概要

会社名       イイダ産業株式会社
URL       こちら
代表取締役社長   飯田 耕介
創業        1954年3月
資本金       2億490万円
売上高       66億6500万円
業務内容      自動車、建築、鉄道関連向けの防音材
          制振材、シーリング材の製造

連絡先

〒492-8547
愛知県稲沢市北麻績町沼1-5
TEL 0587-36-5781
FAX 0587-36-5785
E-mail
自動車関係 sales-div@orotex.co.jp
自動車関係以外 sales2-div@orotex.co.jp

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