玉越 清美
公益社団法人 愛知県安全運転管理協議会 専務理事
企業への交通安全指導で、
クルマ社会の安全を守るプロフェッショナル。
愛知県安全運転管理協議会の役割をひとことで言うと、企業の交通安全を守ること。車を5台以上所有する会社、事業所には「安全運転管理者」の配置が義務づけられていますが、その方たちに向け、従業員の交通安全指導に関するノウハウをお教えするのが我々の仕事です。 具体的には、公安委員会から委託を受けて「法定講習」を行います。最新の交通事故の事例や原因を分析し、その防止策を効果的に伝える方法をレクチャーするのです。 愛知県は、国内で最も車両保有台数が多い県です。車の数が多いということは、それだけ交通事故も多い。中でも高齢者の死亡事故が多いのが特徴です。県内を走る車の中には、企業活動中の車両もたくさんあります。ですからドライバー教育が極めて重要。企業ごと、事業所ごとにドライバー管理を徹底することに力を入れています。
交通事故が多く発生する時間帯は、やはり夜です。防止策としてはハイビームが有効。道路交通法では、夜間のライト点灯はハイビームが基本とされています。そのことを意外と皆さん知らないんです。ハイビームだと100m先まで照らせますが、下向きでは37mまでしか照らせません。例えば時速60kmで走行していた場合、制動距離は44m。歩行者を発見してすぐにブレーキを踏んでも間に合いません。夜間はハイビーム。これを基本にしていただきたいと思います。 また今、力を入れているのが、ストップ・スロー・スマートの「交通安全スリーS運動」。小さな交差点でもきっちり止まる、また飲酒運転を根絶する「ストップ」。生活道路の走行時やお年寄りを見かけたら速度を落とす「スロー」、シートベルトを締め、安全意識をしっかり持って紳士的に運転する「スマート」。この三原則をすべてのドライバーの皆さんがきちんと守ってくだされば、交通事故は減らせるのではないかと思っています。
人は真心を持ってことに当たれば必ず天に通じる、という意味です。私は警察官時代、敬礼の際には「至誠の念を持て」と教えられました。市民の命や財産を守るという崇高な仕事をする者同士、お互いに敬意を持とうということです。ドライバー同士もそんな意識を持って運転すれば、交通事故は起こらないのではないかと思います。すべては「心」から始まるんです。
会社名 (公社)愛知県安全運転管理協議会
URL http://www.1972-aakk.jp/
代表取締役社長 会長 小栗 七生
設立年月日 昭和47年6月20日
業務内容
1.安全運転管理に関する広報啓発
2.安全運転管理に関する研修指導
3.愛知県公安委員会から委託を受けた
安全運転管理者等に対する講習の実施
4.安全運転管理に関する調査研究
〒466-8566
愛知県名古屋市昭和区円上町26番15号
愛知県高辻センター2F
TEL 052-883-2110
FAX 052-883-3100
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